導入事例:みずほ証券プリンシパルインベストメント株式会社 様

<みずほ>のグループネットワークを生かした、柔軟かつ幅広い投資機能

みずほ証券プリンシパルインベストメント株式会社(以下、同社)は、みずほ証券傘下の自己資金投資会社として、 <みずほ>の幅広い顧客基盤から生まれる多様な投資機会を中心に、柔軟にリスクマネーを提供する会社です。 <みずほ>の各種金融サービスに加え、多種多様な業種に及ぶ<みずほ>のネットワークを活用し、 投資先の企業価値向上を全力でサポートしています。 また、スキーム・投資期間等の諸条件に関し、投資先のニーズを踏まえた柔軟な資金提供を行っています。

導入経緯:サポート切れまでに迫られるPCのアップグレード

今回同社では、他の多くの企業も抱えている課題である、 2014年4月のWindows XP、Office 2003のサポート切れまでにWindows 7、Office 2010 へのアップグレードを完了させなければならないというミッションの他に、 既にサポートの切れたWindows2000利用環境を、できるだけすみやかにWindows 7に移行したいというニーズがありました。 同社にはシステム開発や保守を行っているSEが常駐していますが、Officeの互換性検証と言っても、 Officeの互換性に関する知識・ノウハウがない状態で1つ1つ確認していくには時間もコストもかかってしまい、 何より移行計画のスケジュールが立てられないことが問題でした。 そこで、短期間で互換性問題を検出できる、『Officeマクロ互換性検証サービス』を利用することとなりました。 金融機関での開発実績が多く、すでに多くの会社に検証サービスを提供している経験豊富なNSDが同社のニーズと合致した形です。

導入のメリット:移行計画の策定に役立つ

今回、『Officeマクロ互換性検証サービス』を実施した100ファイルでは、事前に修正が必要な障害・警告レベルの問題は2%、 事象が発生する可能性のある通知・情報レベルの問題は96%という結果になりました。全体としては重大な互換性問題が少ないことが判明したため、 当初想定より半分以下の工数でシステム改修・動作確認を行う移行計画を策定するに至りました。また、修正箇所、修正方法が明確に分かる詳細レポートが提出されるため、 今後はそのレポートに沿って修正を進めていけば、おおよその障害についてはクリアできるということになります。 「今回の互換性検証サービスでは検出できない問題点・変更点もあり、その点についてもカバーできれば、さらに良くなる(古橋氏)」という改善点はあるものの、 「今回『Officeマクロ互換性検証サービス』を利用したことによって、外部委託先へ依頼する作業量について強力な材料を得ることができ、 本サービスのコストを大幅に上回る外部委託コスト削減効果を得ることができた(古橋氏)」と評価しています。

もう一つのメリット:64bit版Officeに関する知識を得る

今回、Office2010 32bit版の検証では障害・警告レベルの問題が2%だったが、試験的に実施したOffice2010 64bit版の検証では100%、つまりすべてのファイルで障害・警告が検出されました。 そのため、Officeのライセンス購入前だった同社では、この検証結果を受け、32bit版のOffice2010 導入を決定しました。 64bit版のOffice 2010 では 大容量のデータを扱える代わりに、VBAコードの修正を要する箇所が32bit版よりも多くなっています。 そのため、現段階ではOSが64bit版でも、Officeは32bit版を利用するユーザーがほとんどです。 こういった多数のOffice導入の経験に基づいた情報が得られるのも、『Officeマクロ互換性検証サービス』のメリットとなっています。

プロフィール

  • 導入事例INTERVIEW みずほ証券プリンシパルインベストメント株式会社

    企画管理部長 古橋顕士 氏(公益社団法人日本証券アナリスト協会検定会員)

  • Company Profile みずほ証券プリンシパルインベストメント株式会社

    本社:東京都中央区八重洲 2-4-1 常和八重洲ビル 5階
    設立:2005年7月
    株主:みずほ証券株式会社(100%)
    資本金:50億円 (2011年9月末現在)