導入事例
お客様とのやり取りに使うシステムとして、重要性が増しています
アズビル株式会社 様
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業種 電気機器
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住所 東京都千代田区丸の内2-7-3
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設立 1949年8月22日
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資本金 105億2,271万6,817円


教えて!eTransporterを選んだポイントは?
ファイル転送システムeTransporterを導入された目的は何ですか?
メールには添付できない容量のデータをやり取りする手段を模索していました。
松原氏:当社では、計測・制御機器を扱っているため、稼働データやシステムログといった大きなデータのやりとりが思いのほか多く発生します。
機器の設置場所に関しては、それこそ壁の中とか、施工が終わってしまうと簡単には確認できない箇所であることも多く、確認用の写真のやり取りも多いです。
植竹氏:こうした、メールには添付できないような容量のデータをやり取りする手段について、何度かユーザー部門から問合せを受け、解決策を模索していました。
製品選定のポイントは何だったのでしょうか?
クライアントライセンスが無制限であったことは、ポイントが高かったですね。
植竹氏:グループ全体に展開しようとすると、数千名のユーザーが見込まれますので、ライセンス体系は重視しました。クライアントライセンスが無制限であったことは、ポイントが高かったですね。
ご導入後の様子はいかがですか?
導入開始後は、思った以上の反響に驚きました。
中西氏:ユーザー部門のニーズは多いだろうと予想はしていたのですが、導入開始後は思った以上に反響があって驚きました。以前から、海外現地法人とのデータのやり取りは、出張者にメディアを託したりして手間がかかっていたようなのです。
植竹氏:eTransporterの導入で、機器の稼働データやログの受け渡しを素早くできるようになりました。データをより早く専門家に送れるようになったのです。
松原氏:システム的には、導入直後は何かトラブルがあるだろうな、と思っていましたが、予想に反して順調に稼働しています。(笑)
今後の計画を教えてください。
松原氏:利用状況やシステムの負荷状況を見ながら、グループ全体への展開を検討しています。
植竹氏:お客様とのやり取りに使うシステムとして、重要性が増していきますので、冗長化で可用性を担保するような検討も必要になってくると思います。
「人を中心としたオートメーション」
アズビル株式会社(以下、同社)は、創業1906年(明治39年)、従業員数5,297名(平成22年3月31日現在)、連結売上高2,122億1,300万円(平成22年3月期)という、電気機器業の大手企業であり、azbil(※)グループの中核企業である。
創業以来100年以上も計測と制御技術を追求してきた同社の事業は、企画・製造はもちろんのこと、コンサルティングやエンジニアリング、保守サービスまで一貫体制で展開している。
グループ理念として、「『人を中心としたオートメーション』 」で、人々の『安心、快適、達成感』を実現するとともに、地球環境に貢献する」ことを掲げるazbilグループでは、同社の原点である「計測と制御」の技術を核とした、以下の3つの主力事業に取り組んでいる。
・ビルディングオートメーション
オートメーションによる、建物の快適性・資産価値の維持・向上
・アドバンスオートメーション
工場・プラントといった生産設備のライフサイクルを見据えた最適運用の支援・提案
・ライフオートメーション
長年培った計測・制御技術やサービスを通じた、人々のいきいきとした暮らしへの貢献

藤沢テクノセンター
新技術棟(第100建物)
複数部門から寄せられた、大容量ファイル転送システム導入の要望
azbilグループ全体の情報システムを管轄する同社業務システム部には、ある同一の要望が複数の部門から寄せられていた。大容量ファイルを転送するインフラの整備である。
同社では、「計測・制御機器を扱うため、稼働データやシステムログといった大きなデータのやりとりが思いのほか多い。機器の設置場所に関しては、それこそ壁の中とか、施工が終わってしまうと簡単には確認できない箇所であることも多く、確認用の写真のやり取りも多い(業務システム部 運用グループマネージャー 松原健氏)」という。
同社の業務システム部では、「ユーザー部門から求められたものをただ提供するのではなく、なぜ必要なのか、何が課題なのかを突き詰めたうえで解決策を提示する(松原氏)」ことを指針としている。

松原健氏
ファイル転送システムの導入に際しても、インターネットストレージのような外部サービスを「局所的に導入することはせず、azbilグループ全体で導入効果を上げることを念頭においていた(業務システム部 システム開発グループマネージャー 植竹務氏)」。
業務システム部で課題認識が進んでいたころ、セキュリティ製品の構築で取引があった株式会社NSD(以下、NSD)から、企画中のパッケージソフトを使った提案が持ち込まれた。これが、後にeTransporterとなる企画であった。同社は、業種や業務、企業規模など様々な観点からコメントし、特に「全社インフラとして普及させるには、機能とライセンス、双方の拡張性が重要だ(植竹氏)」とNSDに伝えた。

植竹務氏
お客様のやりとりに使うシステムとして、重要性が増していく
本格的にファイル転送システムの検討を開始した同社は、いくつかの製品やサービスを比較した結果、機能と費用を中心に幅広く要求を満たすeTransporterの導入を決定した。
検討のきっかけはユーザー部門からの要望だったとはいえ、業務システム部としては「予想以上に反響が多いことに驚いた(運用グループ 運用2チーム サブリーダー 中西智美氏)」という。
一例をあげると、「以前は出張者にメディアを託すことも多かった(中西氏)」という海外現地法人とのデータのやり取りや、部門をまたいだコミュニケーション用途の要望も寄せられている。
eTransporterにより、「かつては手間のかかっていた稼働データやログも、直ちに専門家に渡せるようになった。お客様とのやり取りに使うシステムとして、eTransporterの重要性が増していく」と植竹氏は語る。
今後は、eTransporterの導入効果を最大限に高めるため、海外も含めたazbilグループ全体に展開することを検討している。
※azbil … Automation・Zone・Builderからなる造語。同社のグループシンボル

サブリーダー 中西智美氏
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